カラオケでハウリングが起きる原因は?原理から対処法までを解説! | ざワルーム

カラオケでハウリングが起きる原因は?原理から対処法までを解説!

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音の科学

カラオケで、時折発生するハウリング。

カラオケにおけるハウリングの原因を理解すると、対策の取り方も変わってくるはずです。
ハウリングは、カラオケの音量設定やマイクおよびスピーカーとも深い関りを持ちます。

今回は、カラオケでのハウリングの原因を知るためにハウリングの原理から紐解き、対処法までを解説します。

カラオケでハウリングが発生する原因は?

ハウリングは、音のループによって音圧が増幅され発生する現象です。
では、何故ハウリングが起こるのでしょうか。

本項では、ハウリングの原理から確認し、原因を掘り下げていきます。

ハウリングの原理

ハウリングは、マイクがスピーカーから出た音を拾い、それを再びスピーカーから出力するという音のループによって発生します。

音には、干渉うねりという性質があります。音の干渉は、2つ以上の同じ音が重なると、ある点における音圧がそれぞれの音波の振幅の和になる現象です。また、うねりは2つ以上の異なる音が干渉する現象を指します。

つまり、似た音源による音を重ねると、特定の周波数(音程)が強調され、音圧レベルが上がる(五月蠅くなる)とわかります。

上記により、ハウリングはマイク→スピーカー→マイク→スピーカーと、音が何度も干渉することで特定の周波数の音が増幅されるため、不快な響きとして耳に届く現象です。

以下の記事では、音圧と音量の違いについて解説しているのであわせてどうぞ。

ハウリングの原因

ハウリングを引き起こす原因は、以下の様にいくつか存在します。


  • マイクとスピーカーが互いに近すぎる場合
  • マイクがスピーカーに向けられている場合
  • マイクの感度が高すぎる場合

上記のように、マイクとスピーカーの関係性によりハウリングが発生しやすい状況が生まれるとわかるのではないでしょうか。

また、ハウリングには部屋の環境にも深い関わりを持ちます。
例えば、音が壁や天井に反射して音がマイクに戻ったり、音量が必要以上に大きかったりする時にもハウリングが発生しやすくなります。
特に、カラオケボックスでのハウリングでは、スピーカーの位置とマイク(および伴奏)の音量設定を確認すると良いでしょう。

カラオケでハウリングを防止するには?

ハウリングは、いくつかの工夫を凝らすことで防止することが可能です。音量設定の調整やスピーカーの配置、マイクの持ち方に注意を払うことが重要です。

本項では、カラオケにおけるはハウリングの防止に役立つ注意点を3つ解説します。

音量設定を調整

ハウリングは、カラオケ機器の設定を見直すことで減少させることが可能です。

マイクの音量と伴奏の音量におけるバランスを調整し、それぞれが必要以上に高く設定されていないか確認します。当サイトでは、マイクおよび伴奏の音量を同じ設定値にし、耳で聞きながら心地よいバランスに調整する方法をおすすめします。
加えて、エコー(反響)リバーブ(残響)などのエフェクトが強すぎるとハウリングの原因となるため、心地よいレベルに調整することが望ましいです。

また、カラオケの音量設定にはカラオケ機器(DAMやJOYSOUNDの機器)の他に、マイク個別の音量設定および音響システム全体の音量設定(マスター音量)が存在します。
仮に、カラオケ機器の設定を調整してもハウリングなどが起こる場合は、マイク個別の設定やマスター音量の設定が著しく大きいケースもあるので、それらを確認してみると良いでしょう。

スピーカーの配置を確認

スピーカーの配置を確認することも、ハウリング防止には役立ちます。
具体的には、スピーカーの向きがマイクの収音部に直接向いていないかを確認し、必要に応じてスピーカーとマイクの間の直接的な流れを遮ることがポイントです。特に、立って歌う場合はマイクとスピーカーの間に立つと、ハウリングの防止に役立つと言えます。

また、カラオケの音量を設定する際に、音量をいくら上げても音が大きくならず、期待通りの構成できないケースもあります。
上記の場合は、マイク・伴奏ともに大音量化しているので、ハウリングを起こしやすい状態と言えるでしょう。
その時は、一度、音量設定から離れスピーカーに目を向けてみると、解決に至るケースもあります。
例えば、2つあるスピーカーの内、1つが壁向きに向いていた場合、左右の音のバランスを取ることができず、物足りない音となるでしょう。そこで、スピーカーの向きを変えてやれば、一気に解決に至ると期待されます。

このように、ハウリングの対策にはスピーカーの配置や向きを確認し、歌う位置やマイクの向きに気を払うと解決できるとわかります。

正しいマイクの持ち方を実践

マイクの持ち方も、ハウリングの発生に関わるケースがあります。マイクが、周囲に雑音や部屋の反響を収音し、音の増幅に寄与する可能性があるからです。
そのため、マイクは口から一定の距離を保ちつつ、口とマイクの間を直線上に維持することが望ましいです。また、マイクをスピーカーに向けたり、マイクを不必要に動かしたりすると、ハウリングのリスクが高まります。

このように、マイクの持ち方に気を払うと、ハウリングの抑制につながると言えるでしょう。

カラオケでハウリングが起きる原因は?原理から対処法までを解説!まとめ

今回は、カラオケでハウリングが発生する原因をハウリングの原理や音の性質から紐解きました。
カラオケでのハウリング対策は、音量設定やマイクとスピーカーの位置関係の確認が必須です。

本記事を参考に、より良いカラオケライフを実践してみてはいかがでしょうか。

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